「ウガンダのみらい」と「菊山のいらい」
こんにちは(こんばんは？おはようございます？)。
最近は『いかにしてチャパティーを最大限に利用するか』という人類史上最大の課題追求にいそしんでおります、菊山です。
ここ最近、協力隊の制度が色々と変更になり、青年やシニアといった区別がなくなったり、隊員の待遇等も変わったようです。これから申し込まれる方は、要項をしっかりと確認されてみてください。
我々協力隊の派遣先は70くらいの国があり、それらは一概に途上国とまとめて言われてはいますが、途上国と言ってもそれぞれの国でだいぶ様相が違ってきます。
よく言われる事に、アジアに比べてアフリカは作物(食べ物)が育たないために、人件費が高くなる傾向があるようです。
また、水源も少なく、インフラも整っていない事も重なって、二次産業の面で伸びないために成長が遅れていると聞きます。それゆえ必然的に生産に掛かるコストが上がり、物の値段が上がります。
少ない稼ぎから高い食費をまかなうため、貧しい家庭は貧しいまま取り残されてしまう状況に陥る悪循環。
サハラ以南で最も進んだ南アフリカでさえも、現在深刻な水不足に陥っており、なんとも投資先としてお金が流れて来ない状況です。
この前、面白いデータを見つけて、これが誰に著作権があるのか分からないけども、こっそり引用させてもらうと・・・
GDP(国内総生産)別に色分けした世界地図です。ただ、これが他のデータと違って優れていることに、地域毎に生産高別に色分けをしているところ。
オーストラリアのアウトバックやカナダやロシア極寒地域などの人口密度の低い所での生産の値はやはり小さく、健康な人の多い地域では高くなっています。特に沿岸部では大量の水や生産後の輸送の利便性なども助けてGDPを押し上げています。
つまり、作物を育てる水があり、工場を動かす水があり、商品を運ぶ水があるエリアは環境が整いさえすれば発展出来るということ。
話を任国ウガンダに戻すと、この国はアフリカの中でも例外的に降雨量も多く、例に漏れず貧しい人は多いけれども、最低限ちゃんと食べれている健康な人が多いです。ヴィクトリア湖にも面しているこの国には、大きなポテンシャルを秘めている思います。
ただ、インフラ面はまだまだ整っていなく、首都のカンパラでも停電や断水が頻繁に起こります。
道路一つとっても、中国から質の悪いものを輸入するために、数年でボロボロになり、穴ぼこだらけの道が続いています。
最初に書いた通り、それぞれの国にはそれぞれの文化や特徴があり、それぞれ違います。それなのに自分はウガンダに来るまでは、「アフリカは・・・」なんてまとめて考えてしまっていたことを大変恥じています。ウガンダの中でもまた部族によって異なるというのに。
でも、自分の様にアフリカはどこでも水不足で、どこでも飢餓に苦しんでいたり、民族衣装を着ていたり、土壁の家に住んでいたりといった間違ったイメージを持っている人もたくさん居ると思います。そういう人達にそれぞれの国のことを知ってもらうのも協力隊の仕事だと思っています。
たくさんの人にウガンダの事を正しく知ってもらえると、この国の潜在力に気づいて、お金も流れ始めるかなと。ちょっと大逸れてますかね。
今、ウガンダの田舎で生活していて、ウチに毎日子供が遊びに来る中、こちら側へのアプローチとして、こちらの子供の世界を広げるために何か出来ないかと考えています。
そこで一つ皆様にお願いがあります。Facebookでもお願いしましたが、世界中から絵葉書(ポストカード)や手紙を募集したいなと。この情報化時代に、遠くの国から届いた綺麗な写真やメッセージを手にとって見せてあげたいなと。といっても、ウガンダのほとんどの家庭には住所はないので、JICAの私書箱に送って欲しいです。日本からの送料は70円〜。そんなに特別なことはなくて、葉書にAir mailって書いてもらえれば一ヶ月ちょっとで届きます。
時々途中で紛失されることもあるようですが、それもアフリカかなと。瓶に手紙を詰めて大海原へ投げる気持ちで送っていただけたら嬉しいです。あまり話したことない方からも送っていただけたら嬉しいです。
もし送っていただけるという方がいらっしゃいましたら、以下の宛先に送っていただけると嬉しいです。受け取ったものには、出来たら子供から返事を書いてもらいたいと考えています。よろしくお願いします。
name : JICA Uganda Office Tatsuya Kikuyama
address : Course View Towers, 4th Floor, Plot 21, Yusuf Lule, Kampala, Uganda
P.O.Box 12162
- 256-393-000014
よろしくお願いします。
