ボランティア調整員という黒子の存在
金欠隊員の菊山です、こんにちは。
昨夜、自分がウガンダに来て以来ずっと担当してくれていたボランティア調整員(以下VC:Volunteer Coordinator)の方の送別会が首都カンパラで開かれ、参加して来ました。
このVCという仕事、JICA関係者の人以外には馴染みが無いと思いますので、本記事で紹介したいと思います。
実は、カンパラに上がる3日間くらい前にお金が底をつき、家にストックしていたパスタ麺とニンニクで作るペペロンチーノを3日9食食べて喰い繫いだ結果、菊山史上最高のペペロンチーノに辿り着くことが出来ました。
では、本題に移ります。
現在、世界では2000人弱のJICA海外協力隊員が活動しております。
そのボランティアの要請書(活動内容)を作ったり、活動や生活をサポートしたりするのが、VCの仕事になります。
国により違いがあると思いますが、ウガンダでは一人のVCが10人くらいのボランティアを担当されています。
このVCも、協力隊員の募集と同じで、年2回の応募に申し込んで、一次・二次審査を通った方々が就かれています。任期も基本は2年(希望により延長可)。自分の担当の方は2回の延長があり、3年3ヶ月活動されていました。
応募には、最低2年の海外経験が必要で、申込者の4分の3は元協力隊員で、実際に採用されている人もほとんどが元隊員です。隊員時代の経験を生かしたアドバイスは、我々ボランティアにはとてもありがたいです。
と言っても、自分の専門分野以外のボランティアもお世話することになり、様々な知識も求められるお仕事です。
そして、協力隊事業はボランティアが主役です。VCが仕事するわけではありません。
VCの方は、僕らボランティアに考えることは促しますが、答えを与えることはしません。僕らの主体性を尊重するため、良い距離感を取ることも大切なようです。
ただでさえストレスの多い海外勤務で、縁の下の力持ちに徹するお仕事は楽では無いと思います。ただ、給料は良いですし、日本国外なので税金も掛かりません笑
人のこと一番に考えれる思いやりのある人が向いていると思います。そうでないと、担当されるボランティアの方が大変な思いをすることになりますしね。
自分を担当してくれていた方は、いつも客観的なアドバイスをくださり、活動を別の視点から考えるきっかけを与えてくれました。ここでもお礼を言わせてください、ありがとうございました。
送別会は、たくさんのボランティアと他の調整員とJICAスタッフも集まり、昔のボランティアからビデオレターもあったり、みんなから好かれていた調整員さんだったんだなぁ〜と実感しました。
プレゼントしたTシャツ、早速着ていただきました笑
お世話になったこの方のためにも、残りの任期も頑張りたいと思います。
では、ここらでおしまいにします。ご拝読ありがとうございました。