おもいやり溢れる国、日本。

 


10周目!!!


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もう残りのブログ更新の回数も数えられる程になってきました。

 

 

寂しい気持ちも強い中、日本での生活への不安とワクワクが入り混じってる気持ちです。

 

 

今回、あまり言及したくなかったですが、見てくださる皆さんにも少し知って欲しい、コロナウイルスのウガンダでの現状と、それに対しての自分個人の感覚を知ってもらいたいと思い、書いてみました!

 

 

まずは少しネットでの情報を…

 

 

中国国内で感染が始まった新型コロナウイルスは、感染者は7万人を超え、2500人以上の方が亡くなっているという情報がネットにあります。

 

症状としては以下のようなもの
→頭痛、せき、息切れあるいは呼吸困難、筋肉痛、発熱や倦怠感など
※世界保健機関(WHO)

 

こういった症状が肺疾患に繋がり、悪いケースだと死に至るものとされているようです。
(自分も正しい情報が得られていません…)

 

中国に派遣されていた同期も早々に対策がなされ、日本に一時帰国している現状があります。

 

日本でもクルーズ船員を中心とした北海道や、首都圏の東京、神奈川、最近では岐阜や三重でも感染が確認され、19の都道府県で拡がっているようです。

 

マスクや感染予防グッズの在庫切れからネットでの破格の転売など、日本の社会的にもモラルが問われているように感じます。

 

 

大きなニュースとしては先日打ち出された、公立学校の春休みまでの休校です。

 

本当に唐突なもので、教員として働いている高校や大学の同期は、どうなるのかなにもわからないという現状だと言っていました。
成績配布や受験、卒業式などマストのものへの対策案がない状態や、年度最後の日が突然訪れることの喪失感や嫌悪感が、家庭も含めてあったようにニュースなどからは感じ取れます。

 


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さて、遠く離れたアフリカの地、ウガンダ🇺🇬ではどうでしょうか?

 

コロナウイルスの感染者は未だ1名も確認されていないウガンダですが、空港では熱の検査を始め、アジアからの入国は少し詳しい検査もしているようです。

 

 

街を歩いていても、

 

コロナ!
チャイナ、コロナ!!

 

と、言われる隊員も多くいます。

 

 

本当に恵まれていることに自分の配属先では、コロナについて聞いてくる同僚や生徒も多いですが、みんな興味を持っていたり心配して言葉を掛けてくれます!


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同僚のアルバートや


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ジンジャホスピタルの看護師、マブルカさんなど!

 

 

それでも同僚同士の会話で"コロナ"と聞こえると、一瞬ドキッとするのも本心です。

 

ヨーロッパではわかりませんが、ウガンダのみならずアフリカで生活する上では、我々はほぼ中国人(アジア人はすべて同じ人)扱い。


この2年弱の生活では、嫌になるほど

 

チャイナ!
フーハーー!
チンチュンチャン!

 

と、言われ続けてきました。

 

 

もちろん、ボランティアとして望んで選んだ道で、少数派の外国人として受け止めなければならない現実の1つなのかもしれません。

 

若干自分も言われ慣れてきて、感情をコントロール出来るようになってきた気もしていました。

 

 

しかし、新型コロナウイルスについては、情報だけがウガンダに入ってきており、街で咳をしていたりマスクをして歩いているだけで

 

コロナ!

 

と言われたりします。

 

イラッともしますが、それより来るのはとにかく悲しさ。


言ってる本人たちも、冗談混じりの軽い気持ちで放っている言葉ですが、それでもやはり日本のモラルや文化に馴染んでる日本人にとっては、差別用語のように重く捉えてしまいます。

 

 

現状どうしたいとか、どうしようというわけでもないので、配属先の生徒や同僚への説明だけは正しく出来るように情報を集めているところです。

 

 

こういったウガンダでの経験から、日本での同様なシチュエーションについて考えることが増えました。

 

例えば1つのコミュニティの中の外国人やハーフの人、身体に病気や障害を持った人が数人居たとしたら、そのコミュニティの中では少数の割合です。


そういった人は、多数派の人が見ている、感じているものとは違う視点が少なからずあると思います。

 

周りの言葉1つ行動1つ、自分が気にしていることだと余計に、自分に対することなんじゃないかと過剰に捉えてしまうこともあり、窮屈に感じることもあるんだと、最近の経験から感じます。

 

お互いが尊重し合い、正しく理解し合うことで、みんなが豊かに笑顔で過ごせる空間になるのかなと、日々強くなるコロナウイルスの影響から、当たり前のことを強く感じています。

 

 

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拙い自分のウガ英語を


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なんとか理解して取り組んでくれる生徒たち


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寄り添ってくれる、同僚のアルバート


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変わらず連絡をくれるチームメイト!

 

 

もちろんウガンダには、心優しく気遣ってくれる同僚や生徒、知り合いも本当にたくさん居ますが、やはり悪い印象は強く残ってしまうものみたいで、悲しさも覚えます

 

 

ウガンダに来ることで、改めて感じることが出来た日本の素晴らしさ。


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誰かをおもいやることが当たり前に出来る日本人の素敵な魅力を、誰かの言葉や行動で消し去ることのないよう、これからの日本での生活、携わる人への接し方を、自分自身見直していこうと考えるきっかけになりました。

 

 

長々書きましたが、自分自身と周りの人、環境に感謝し、リスペクト出来る心を、残りの期間で生徒と一緒に育もうと誓います。

 


それぞれの国での苦しみ。

度合いは違えど、みんなが経験し、感じているものだと思います。

 

同じ様に戦っている仲間も多く居るので、どうか一人だと思わないように!

 

みんなで理解し合って、励まし合って、負けずに戦いましょう!

 

チーム日本です🇯🇵!!

 

 

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予防大切に!!