学校の水源を調べて三千里(、、、すいません。言い過ぎでした。だいたい三百キロくらい(;^_^A)

皆さん、お久しぶりです。

そして投稿遅れてしまい申し訳ありません m(_ _)m

 

最近セントンゴとして任地で有名になりつつある? 江頭です。

セントンゴという名前はこっちに来てからブイクウェ県庁事務所のカウンターパートにつけてもらったローカルネームです。

ちなみに意味は純ウガンダ人らしいです(笑)


f:id:ugandakougyoukoukou:20190306163659j:image

 

ウガンダではKをTの発音でするため、タクという日本では簡単だと思う名前も、こちらではタトゥ?と聞こえるようで、なかなか覚えてもらえず。最近ではローカルネームの方を名乗っているため冒頭に記載したように地元ではセントンゴと呼ばれています。(ちなみにみんなセントンゴは一発で覚えます)

 

 

 

さて、最近の活動ですが、任地にある学校を訪ね、使っている水源やトイレの状態、どのような衛生教育をしているか、水を飲む時はどうするかなどを調べています。いわゆる現地調査というやつです。


f:id:ugandakougyoukoukou:20190306163848j:image↑ 訪問した学校

 

 

使われている水源として基本的に多いのは雨水をためておくタンクです。ただし、ウガンダには乾季と雨季があり、雨季はそれでしのげますが、乾季にはタンクの水が無くなる場合が多く、生徒が毎日近くの井戸(ボアホール)や湧き水を汲みに行っています。

 

↓ 雨水タンク
f:id:ugandakougyoukoukou:20190306080404j:image

 

f:id:ugandakougyoukoukou:20190306083446j:image

↑ 学校近くの湧き水(Protected spring)

 

 

そんなわけで学校では乾季の水の確保のために新たな水源設備を求める声が多いです。

 

あとは古いタンクだと壊れてそのまんま、というのも結構ありました。
f:id:ugandakougyoukoukou:20190306080715j:image
↑ 雨樋が壊れたままで水を貯められない。校長先生はすぐ直すと言っていたが、はたして・・・

 

そして地下水をポンプで引っ張ってくるボアホール。


f:id:ugandakougyoukoukou:20190306083625j:image

ただ、このハンドポンプは定期的にメンテナンスが必要です。壊れたらお金がかかるからそのまま放置というところもあります。

 

 

またトイレは基本的に日本のようなトイレではなく、英語でPit latrine(ピットラトリーン)と呼ばれる地面に穴をあけて作ったトイレが一般的です。日本のように水で流す訳では無いため、常に綺麗にしておかないと臭いが酷くなり蝿が集ります。


f:id:ugandakougyoukoukou:20190306164311j:image

f:id:ugandakougyoukoukou:20190306081250j:image

 

学校に訪問した際は校長先生が学内を案内してくれるのですが、だいたいの学校では一日に1、2回は掃除しているという話を聞きました。それだけ掃除している所は思っていたよりは綺麗でしたが、やはり臭いはどうしようもないのかな、という印象でした。掃除は一週間に1回という学校も中にはあり、そこは臭いもかなりあり、少し汚かった印象があります。

また、よく衛生上は穴の上にフタをつけると良いと言われます。確かに臭いは抑えられますが、トイレの前にフタを開けると穴から蝿が出てくるので、倦厭されているようです、、、。というか穴の上にフタをしている学校は今のところほぼ皆無でした。

 

 

トイレの後と食事の前に手を洗っているかを確認すると手洗い用のタンクが設置してある所はしっかり洗っているという印象ですが、手洗いタンクが無い、又は壊れている学校では校長先生は洗っていると言っていましたが、かなり怪しいなと思いました。

手洗いタンクはやはりこちらでは値段が高く、コックが壊れただけで使えなくなるので、替えのコックが安く手に入ればなぁー、とか日本のホームセンターとかで売っているレジャー用の水缶に付けられるプラスチックのコックが安く手に入って、ジェリカンに付けられればなぁ、とよく思います。


f:id:ugandakougyoukoukou:20190306083333j:image

 

 

あと、学校では地下水と雨水=安全な水、という認識でいるところが多く、そのまま飲料水として飲んでいるところがほとんどです。出来れば煮沸してから、と思いますが薪代などを考えると厳しいという現実があります。

 

少し考えているのが、水を1日入れておくだけで、水質浄化が出来るというセラミックフィルターを販売しているウガンダ企業があり、そういったものを使えば費用を節約して安全な飲み水を手に入れられるのでは、と企業コラボとか出来ないかと模索中です。

 

 

 

とまあ、現在こんな感じで活動しているところです。

 

実際に学校に行って思うことはやはり水源に関して思うところがある学校がほとんどです。

中にはPeace Corpsからの支援を受けて水源設備が整っており、管理もしっかりされているところや、World Visionから支援を受けて水源、トイレ設備が整っているにもかかわらず、生徒の多さや先生の少なさから管理しきれず、残念だなぁと思うところもあります。

 

次回の投稿時にはもっと色々なことを紹介できればいいなぁ、と思っています。

 

それではまた!