自宅で水洗トイレが使えるようになりました

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マユゲ派遣のまんよーです!

 

4月に入り、新しい年号も発表されましたね。

 

SNSを見ていれば

日本で花見をする友人や

新生活に期待を膨らます後輩、

社会人として活躍する先輩方など

いろんな人の近況が知れて嬉しいのと同時に

そんな投稿を見て日本に帰るのが

待ち遠しくなっている自分もいます。笑

 

2018年度1次隊はウガンダに来て

9ヶ月が経とうとしています。

1年目も残すは3ヶ月。

 

1年が経つ頃にはどんな心境で

ウガンダにいるのか、

到着した頃と比べて

どんな変化が起こっているのか

振り返ってみたいなと思っています。

 

さて、タイトルについてですが

自分の住居には水洗トイレやシャワーがあるのに

水道が通っていないために使えずにいました…。

 

しかし、4月に入って色々あり

水道工事が行われて

屋内で水が使えるようになりました!

 

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いままでは家の裏にある雨水タンクから水を汲んで

ベイジングで風呂を済ませて手を洗って

トイレは外にある穴トイレを使っていました。

 

水道が通ったことによって

水洗トイレも使えるようになり

シンクまで機能し始めてくれました!

 

実際に水が出てきているところを見て感動…

 

これのおかげで生活の質が

一気に激変しました。

 

あとはシャワーのみ。

 

生活用水、本当に大事です。

 

 

 

さてさて、話は変わり、先回更新した際に

環境教育を活動内容として取り入れて

動いていきたいという内容で

投稿していました。

 

それに向けて本当に少しずつではありますが

動き出せているところです。

 

では、最近どんなことをしているか書いていきたいと思います。

 

  1. 村訪問

 

自分が住むマユゲタウンから

バイクで30分程の距離に位置する

キティエレラ村を活動地域として定めて

最近よく訪れています。

 

そこにある

“Bugadde Primary School”と

“St. Joseph Primary School”

この小学校2校を対象に

衛生啓発活動を5月から実施する予定です。

 

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学校の生徒達。

制服着てない子も多いです。

 

衛生啓発と言うと手洗いなどが浮かびますが

同期でカプチョルワ派遣のあじが

 

「歯磨き事情とか気になるよね」

 

と話をしてくれたことや

先日帰国された

水の防衛隊の先輩隊員が

歯磨き関係の啓発活動を行っていたことから

自分もこれに着手することにしました。

 

自分は1日のうちに少なくとも

3~5回歯磨きしているのですが

ウガンダ人と話していると

「僕らは朝起きたとき以外はしない」

と、信じられないですがよく聞きます。

 

現地人協力者に話を聞いてみると

「親も学校も子供達に習慣づけさせるような

取り組みを一切してないんだよ」

とのことでした。

 

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現地人協力者で実質的なカウンターパートのチャールズ。

前任者と関わっていたこともあり

日本人への理解も深く助かっています。

 

ちなみに彼は1日3回しているそうです。

人によって意識が異なるのは当然ですが

1日1回は歯周病などの危険性は

意識してほしいものです。

 

というわけで、アンケートを作りました。

 

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画質が粗いのと変な英語ですみません…笑

 

実際に歯磨きを1日何回しているのか、

少ないとすれば何か悪影響はなかったのか、

歯ブラシと歯磨き粉を使っているかなど

簡単な質問のみに絞り

その集計結果からワークショップの内容を

検討していくつもりです。

 

 

 

  1. 環境教育・清掃活動

 

個人ブログもやっているので

そちらを見てくださった方はわかるかもしれませんが、

ピースコープ(アメリカのボランティア)主導で

ルウェロ県ジローブウェで実施されている

地域の清掃活動を見させてもらいました。

 

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大まかに説明すると

道に落ちているプラスチックのゴミを集め

UPMRA(Uganda Plastic Manufacturer & Recycles Association)

という団体のオフィスに持って行き

ゴミをお金に換えるといったものです。

 

その中身をしっかり知るために

そして参考にさせてもらうために

ジローブウェを訪れ見学させてもらいました。

 

というのも、自分も似たような活動を考えていたので

他の人、しかもJICA関係ではなく

他の国から来たボランティアが取り組むものを見れば

また新たな発見があるのではないかと考えたので。

 

実際にゴミを拾っている様子。

10人程度参加していましたが

みんな真剣に取り組んでいて感心しました。

 

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結論として、収穫は多かったです。

 

活動の運営や必要な資源・道具など

目に見て把握できたことがたくさんあって

マユゲで実施させるための

良い準備運動となりました。

 

環境教育のワークショップは

先に挙げた2校でも実施する予定で

それと並行して清掃活動に着手したいところです。

 

カウンターパートとは

週ごとに地域を変えて

ローテーションしたいね、と話していました。

 

1週目…マユゲタウン(マユゲの中心地)

2週目…キティエレラ

3週目…マロンゴ(マユゲタウンからバイクで1時間程)

4週目…マユゲタウン

5週目…キティエレラ

6週目…マロンゴ

………………………………………………………………………

 

といった感じです。

 

ただ、これを始めるには

もう少し資源が必要そうです。

 

拾ったごみを載せるのに手押し車が必要になるし

手袋もだし、何より人的資源が重要です。

 

少なくともキティエレラについては

学校の生徒や先生を巻き込んで

上手く出来れば、というところですが。

 

手押し車などは県庁職員に相談して

出資に協力してもらえないか

図々しいかもしれないけど

提案してみたいと思います。

 

あと、この活動を通じて集まったお金は

参加者が所属する水管理委員会の

費用に回したいと思います。

 

水の防衛隊として派遣されている以上は

井戸の修繕にも手を回したいので。

 

帳簿のつけ方などもしっかり話し合って

形を作っていきたいところです。

 

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そんなことをチャールズとキティエレラで話してたら

地域の集会に連れていかれて

急にスピーチしろなんて言われたので笑

 

こういうことしたいからみんな協力お願いします、

的なことを話してきました。

 

キティエレラだと日本人だって認識が強まってきてるので

これもまた自分の存在を知ってもらう

良い機会にもなったし

いろんな人が

「僕にもやらせてほしい」

「手伝わせてくれ」

って言ってくれたのですごく嬉しかったです。

 

 

 

 

  1. 問題分析手法の教授

 

衛生啓発やら環境関連やらで

色々企画してはいますが

マユゲに派遣されてから思うのは

現地人が支援慣れしてしまっていることです。

 

インフラのようなハード面は仕方ないにしても

意識向上など含めたソフト面は

残念ながらそこまでモチベーションは彼らにはなく

何が起こってもすべて

“This is Uganda”

の一言で片づけてしまうような印象です。

 

なので、少しでも意識向上に繋げるために

キティエレラの住民の中で

イニシアティブを持てる人を集め

問題分析手法を教授する

ワークショップを2週間に1回のペースで

実施することになりました。

 

有名だとは思いますが

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えろ」

という考え方があります。

 

「人に魚を与えれば1日で食べてしまう。

人に釣り方を教えれば生涯食べていける。」

 

協力隊員は技術補完研修や訓練所で

これを教わったかと思います。

 

自分の場合だと

問題分析を自分主体が行って活動を展開するのではなく

現地人に手法を教えることで

現地人同士で問題解決への糸口を見出してほしい、

という気持ちが強いので

彼らに主体的に取り組んでもらうべく

この活動も行うこととしました。

 

内容ですが

“PCM手法 – Project Cycle Management”

をメインテーマとしています。

 

この手法については

JICAがPDFデータで公開しているので

以下のリンクを参考にしてください。

 

https://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/pdf/200712_aid_10.pdfhttps://www.jica.go.jp/jica-ri/IFIC_and_JBICI-Studies/jica-ri/publication/archives/jica/field/pdf/200712_aid_10.pdf

 

マユゲが抱える問題を分析して

住民主体のプロジェクトを立案し

自分がいる間に活動が始まることを

目的としています。

 

上位目標としては

自分の帰国後も月報を書いてもらい

長期的に取り組んでもらうことです。

 

第1回は4月16日(火)を予定しています。

参加者も無事に集まったので

ここから色々なことが動き始めることを期待しつつ

彼らのサポートが出来たらと思います。

 

 

 

今回はここまでです!

長々と書いてしまいましたが

なかなか活動が始まらなかった半面

ここ最近かなり状況が変わり始めているので

このまま上り調子でやっていきます!

 

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専門家の方に日本食レストラン「やま仙」に連れて行ってもらいました。

手鞠寿司が最高でした。

 

それでは!